安川電機は、新型サーボトーチによる高品質アルミ溶接ソリューションを発表しました。このソリューションは、自動車業界におけるEVシフトに伴う車体の軽量化という重要なニーズに応えるものです。具体的には、アルミや高張力鋼板といったマルチマテリアルへの材料置換を可能にします。
- まず、このシステムの主な特徴は次のとおりです。
- 業界最高のモーション性能を誇る安川電機製専用Σ-7
- 最適化された新溶接波形制御による極低スパッタ溶接
- EAGLE工法の適用範囲の拡大
また、デモンストレーションでは、4種類の溶接法によるアルミ溶接が披露されました。
- 薄板の高速EAGL溶接
- 厚板のパルス溶接
- 外観重視のウロコビード形成
- アーク溶接の見える化
これらのデモの中でも特に、新型サーボトーチ専用の新工法は注目に値します。なぜなら、従来のローパルス溶接に比べて、スパッタ(溶接時の火花)が非常に少なく、かつ均一なビード幅を実現しているからです。
さらに、アークビジュアライザーという新しい機能も紹介されました。これは、溶接作業履歴やアラーム履歴、溶接波形などを分析できるトレーサビリティ機能です。
このように、安川電機は、マルチマテリアルや溶接誘導向上に対応する溶接技術の開発を進めています。そして今後は、アーク溶接の見える化によって、顧客設備の保全作業支援や生産性向上にも貢献していくとしています。